第7話・みっつ、お肉食べづらい

 前回までのあらすじ
 様々な人の協力で病院へと到着したみっつと「ぺ」。
 待たされながらも無事に手術も成功(誇張してます/笑)したことで、失われつつあった冷静さを回復させたみっつは駆けつけた母上に晩御飯を奢ってもらおうと画策!一体、どうなることやら?

 病院を出てから、指導室に荷物を全て置いて来ているみっつと「ぺ」は一旦、戻ることにして、母上と待ち合わせをして別れた。
 急ぎ、指導室に駆け戻った2人をズッキー達が出迎える。
  みっつ達と入れ違いで指導室に来たペンギン先生は、事件の状況を聞いて軽い貧血を起こしそうになってしまった(汗)
 とりあえず、みっつは指導室の皆に、
 みっつ 「なんとか、縫ってもらって無事です~。」
 という報告をした。
 それから、2人は急いでケーキを食べて母上の下へと向かったのであった。
 
 病院から、ここに至るまでの間はゴタゴタしていたので、「ぺ」と母上は自己紹介すらしていなかったので、たどたどしい自己紹介をした。
 ぺ 「ぺです。小樽から来てます。にょほほ」
 母上 「あら~。あんな遠いとこから良く来てるわね~。」
 と、話しながらも3人は最寄のヴィクトリアへと向かった。
 やたらと出血したからか、みっつは無性に肉が食べたかったので、
 みっつ 「俺は、ハンバーグにするよ~。」
 と、言って指の怪我を無視してナイフとフォークを併用するハンバーグをオーダーした。
 更に、みっつはここぞとばかりにスープバーもオーダーし、痛い指をコーンスープを注ぐという愚行で酷使したのであった。
 これは、ハンバーグが運ばれた事で加速し、みっつは痛みを食欲で押し切り、ハンバーグを食べた。我ながら卑しかったと思うが、血が足らないんだよ!
 さ、さて初対面の「ぺ」と母上は主に「小樽ネタ」で話をしていたが、なにか普通に和んでるようで面白かった。
 だが、「ぺ」がトイレに行ってる時に母上が、
 母上 「いつから付き合ってんの?」
 と、わざわざ声を潜めて聞いてきた。
 みっつ 「つい最近だよ~。」
 母上 「なに昨日からかい?」
 みっつ 「んな訳ないじゃん!」
 母上 「じゃあ、指を怪我して親密になった?/笑」
 みっつ 「は?意味わかんないよ!」
 と、さっきまで「ぺ」と親しげに話していた人と同一人物だと思えないくらい、ふざけたコメントをしていた。
 なんだかんだで食べ終わり、駅まで歩いて帰ったのだが、その間も母上は一緒に着いて来てみっつは内心で、
 (少しは気を使って2人きりにさせてよ/泣)
 と、自分から作ったシュチェーションに困っていましたとさ。

 さてさて、次回は事件当日以後の話をまとめて書いてみたいと思います。通院生活を余儀なくされたみっつは無事に完治するのでしょうか?
 というわけで、次回の第8話「みっつ、その闘病生活?」をお楽しみに~!

※この物語は事実を元に構成されたノンフィクションです。
           [総監督・原作・監修] 海ちゃん
           [脚本・シリーズ構成] みっつ


© Rakuten Group, Inc.